冬至に向かって、どんどん日の出が遅くなり、日の入りも早くなってきています。
真っ暗な中、ヘッドライトをつけて、点滅腕章をはめて、ウオーキングをし、5時過ぎには暗くなった道を自転車のライトをつけてこいでいると、
ただでさえ気ぜわしい師走なのに、追い立てられるような焦燥感に襲われます。
そして、その中に、かすかな不安の影も。
これは、冬季に日照時間が短くなることの影響もあるかもしれません。
穏やかで、安定した気分にするセロトニンというホルモンは、太陽光の信号が網膜から脳へ伝達されることで、分泌のスイッチが入ります。
したがって、日照時間が短くなる冬場では、不足しがちになります。
重ねて、寒さや雪などのために、家にこもりがちになり活動量も減り、冬はどうしても、気分が落ち込む傾向があります。
それが高じると冬季鬱病という、日照時間が極端に短い高緯度の地域の住民に多く発症する病になることもあります。
山口では、冬季鬱病発症するほど、日照時間が短くなるわけではありませんが、
なんとなく、冬場は憂鬱な気分になるとしたら、寒さにへこたれず、日中は屋外で積極的に活動して、憂鬱な気持ちを吹き飛ばしましょう。