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腎の季節

梅雨に入り、本当に蒸し暑い日が続いています。洗濯物は、何日も生乾きで、重い空気が纏わりつくようで、全身が重だるく感じます。
それは、体内に水分が過剰に滞留しているために引き起こされ、むくみや関節の痛みなどの要因になります。
体の水分を調節しているのは、広い意味での「腎」。東洋医学では、腎は、五臓の一つですが、腎臓という臓器を指すだけでなく、腎臓機能ー身体全体の水分調節、活力、寿命等ー広い身体機能を司るものと捉えます。
中国哲学の五行に当てはめて、腎は冬の臓器とされますが、日本の風土には、腎は、この梅雨の季節にもっとも機能に負担がかかりやすく、したがって、梅雨の季節に留意すべき臓器だと言えると思います。
余分な塩分(ナトリウム)は、体内に水分を貯留させる要因となります。ナトリウムを排泄するためには、カリウムが必要で、カリウムは野菜に多く含まれます。
そろそろ夏野菜のはしりです。
せっせとカリウムが多く含まれている夏野菜を食べて、体から余分な水分を排出しましよう。