お知らせ・ブログ

草木の命を身にまとう

 市内のデパートの呉服売り場の催事で、草木染め染色家の人間国宝志村ふくみさんの、作品が展示販売されていたので、志村さんの作品の写真集、随筆の大ファンなので、友人と(申し訳ないけれども購入できないのですが)見に行きました。
 様々な草木の染色液で木綿の糸を染め上げ、それを織り上げた、紬の布の着物の反物が展示されていましたが、
 やさしい色使いで、染め上がり、紬の波打つリズムで織り込まれ、一反の布の上に、自然が表現されていて、美しく、圧倒されてしまいました(お値段だけでなく、笑)。
 糸を染めることも、それを機織りすることも、古来から素人の女性が農作業の間に、コツコツと手仕事で携わってきたその伝統が、志村さんの作品にも脈々と受け継がれていることを感じました。
 こうして、昔から女性は、草木の命を身にまとうことで、自己を表現してきたのだなあと、染色、織物の女性の手仕事の伝統技術にも思いをはせました。