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老いなくなる食べ物

 オートファジーの研究をしている吉森保氏の著作を読んでいます。
 大隅氏がノーベル賞を受賞した、オートファジーですが、オートファジーとは、「自食」つまり、細胞自らが自分自身の不要になったものを食べて(分解して)処理する仕組みです。
_ オートファジーは、このようにして、不要になった細胞の部品を処理することによって、細胞を新しく再生することを助けます。
 老化には、身体全体が老化することと、細胞の老化があり、それぞれ加齢の影響を受けますが、前者は、誰もがその影響から逃れることはできませんが、後者の場合、その影響は一律ではなく(一日で寿命がつきる細胞も、一生の間生き続ける細胞もある)、そして、オートファジーの働らきが、衰えることなく続けられることによって、加齢による影響を、人為的にコントロールすることが可能になることが明らかになりました。
 オートファジーの働きを阻害する「ルビコン」と呼ばれるタンパク質が明らかになり、これをつくらせないようにすることが、加齢による老化をストップさせ、老いるという現象を「なくして」しまうことができるようになるというのです。
 私たちは、老いる=死と捉えていますが、老いることと死ぬことは、同じではなく、動物によっては、死ぬまで老いることなく、つまり、「ピンピンコロリ」であるものもいます。
 人間も、そのようなことが可能になれば、誰もが、死ぬまで、元気に、人生を全うすることができ、また、現在社会的な高齢者の増加もなくなるかもしれません。
 「ルビコン」の働きを阻害する薬の開発が進められていますが、食べ物や生活習慣によって、その働きを阻害することも可能であることがわかってきました。
 ルビコンの働きを阻害する物質、「スペルミジン」が多く含まれている、納豆、味噌、醤油などの大豆発酵食品があります。また、赤ワインに含まれるレスベラトールも、ルビコンの働きを抑えます。
 特に納豆には、スペルミジンが大量に含まれていて、納豆は、若返りの食品であると言えます。
 もう30年近く、毎朝、納豆オムレツを食べ続けている私としては、還暦を過ぎても、風邪一つ引かなく、元気でいられるのは、納豆によるオートファジー効果なのかなと思いました。